
安定感や価格の安さから、ボンネルコイルマットレスの購入を検討する方もいるでしょう。一方で、「ボンネルコイルって安いけど大丈夫?」「ポケットコイルと何が違うの?」という疑問をもっているかもしれません。
本記事では、ボンネルコイルマットレスの概要からポケットコイルとの違い、メリット・デメリットなどを紹介します。ボンネルコイルマットレスの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
ボンネルコイルマットレスとは

ボンネルコイルマットレスは、渦状のコイルスプリングを連結させた構造のマットレスです。螺旋状のコイルをワイヤーで繋いだ構造で、大きな一枚の板のように面で支えてくれるため、体が沈み込みにくい点が特徴です。
しっかりとした反発力があり、布団に近い寝心地を得られます。また、他の構造のマットレスと比較して、安価で購入できる点も利点です。
こうした特徴から、硬めの寝心地を好む方や、なるべく費用を抑えてマットレスを購入したい方などから支持されています。
ポケットコイルとの違い
しっかりとした硬めの「面」で支えるボンネルコイルに対し、ポケットコイルは身体に寄り添う「点」の寝心地が特徴です。
バネ同士が連結された一体型のボンネルコイルとは異なり、ポケットコイルは一つひとつのバネが独立した袋に入っているため、身体の凹凸に細かくフィットしてくれます。
それぞれの具体的な特徴の違いは、下記の通りです。
|
項目 |
ボンネルコイル |
ポケットコイル |
|
体圧分散性 |
面で身体を押し返す |
点で身体にフィットする |
|
反発力 |
高く、寝返りがしやすい |
適度な沈み込みがある |
|
通気性 |
良い |
やや控えめ |
|
揺れにくさ |
振動が伝わりやすい |
振動を吸収する |
布団のようなしっかりとした硬めの寝心地を好む方や、寝返りの打ちやすさを優先したい方には、ボンネルコイルマットレスがおすすめです。
一方、体重が軽めで包み込まれるような柔らかさを好む方や、二人以上で同じベッドに寝る方には、ポケットコイルマットレスがおすすめです。
ボンネルコイルマットレスの4つのメリット

ボンネルコイルマットレスのメリットとして、以下4つのメリットが挙げられます。
- コイル構造で風が通りやすく蒸れにくい
- 身体を面で支えるため沈み込みを感じにくい
- 連結コイル構造でへたりにくい
- 作りがシンプルで価格を抑えやすい
ボンネルコイルマットレスの特徴を押さえ、自身がマットレスに求める条件と一致しているか確認しましょう。
1.コイル構造で風が通りやすく蒸れにくい
ボンネルコイルマットレスは、螺旋状のバネが露出した状態で連結された構造になっており、内部に空間が設けられているため、通気性がよく蒸れにくいのが特徴です。
夏場であれば、蒸れにくく朝まで快適に眠れるでしょう。また、カビやダニの繁殖の抑制にもつながります。
汗をかきやすい方や、マットレスの衛生面を重視する方には、ボンネルコイルマットレスがおすすめです。
2.身体を面で支えるため沈み込みを感じにくい
ボンネルコイルマットレスは、連結されたバネが一体となって大きな「面」で身体を支えるため、体重をバランスよく分散し、身体が深く沈み込みすぎるのを防いでくれます。
まるで畳に布団を敷いたような、しっかりとした寝心地を感じられるでしょう。また、高い反発力がスムーズな寝返りをサポートし、肩や腰への負担を軽減できます。
硬めの寝心地を好む場合や、腰の沈み込みを避けたい方にボンネルコイルマットレスはおすすめです。
3.連結コイル構造でへたりにくい
ボンネルコイルマットレスは、バネ同士が連結された構造により高い耐久性を備えています。荷重が特定のバネに集中せず全体に分散される仕組みになっているため、物理的な消耗を最小限に抑えられるのです。
一部が極端に凹むといった「ヘタり」も起きにくいため、頻繁に買い替える手間や出費を抑えながら長く使い続けられる、バランスのよいマットレスです。
また、体重が重くすぐに布団がヘタってしまうことに悩んでいる方にもおすすめです。
4.作りがシンプルで価格を抑えやすい
ボンネルコイルマットレスは、連結したコイルをそのまま使用するシンプルな構造であるため、価格が抑えやすいのが特徴です。ボンネルコイルマットレスならば、スプリングマットレス特有の本格的な弾力を感じながら、寝具にかかる費用を抑えられるでしょう
初めての一人暮らしで予算を抑えたい方や、手軽に寝環境を整えたい方にもボンネルコイルマットレスはおすすめです。
ボンネルコイルマットレスの4つのデメリット

ボンネルコイルマットレスのデメリットとして、以下の4つが挙げられます。
- 体圧分散性が低く身体にフィットしにくい
- きしみ音が発生しやすい
- 詰め物が薄いとコイルの感触を感じる
- 沈む込みが少なく寝心地が固い
ボンネルコイルマットレスの購入を考えている方は、こうしたデメリットへの対処法も理解しておきましょう。
1.体圧分散性が低く身体にフィットしにくい
ボンネルコイルマットレスは、身体を「面」で支える構造のため、体圧分散性が低いというデメリットがあります。内部のバネがワイヤーで連結されており、特定の部位だけが沈み込むことができないからです。
これにより、お尻や肩甲骨などの出っ張った部分に強い圧力が集中し、痛みや血行不良などを発生させる恐れがあります。とくに、細身の方や身体の曲線がはっきりしている方は違和感を覚えやすいでしょう。
身体とマットレスの間にできる隙間が気になる場合は、薄手の敷布団やバスタオルを差し込むと、より心地よく身体に馴染んでくれます。
2.きしみ音が発生しやすい
ボンネルコイルマットレスは、横揺れやきしみ音が発生しやすい点もデメリットです。ボンネルコイルマットレスは内部のバネが横方向に連結されている構造が原因です。寝返りなどで荷重がかかると、連動したバネ同士が擦れて摩擦音が生じます。
この「ギシギシ」という特有の音は、静まり返った夜中には意外なほど耳に響きます。寝返りを打つたびに響く音や振動が気になって、眠りが浅くなってしまうこともあるでしょう。また、その揺れと音は隣で寝ているパートナーにも伝わりやすいため、お互いの眠りを妨げてしまう要因にもなりかねません。
きしみ音はバネ自体の劣化も要因として挙げられます。定期的にマットレスの上下や表裏をローテンションし、劣化を抑える工夫をするのもおすすめです。
3.詰め物が薄いとコイルの感触を感じる
寝た時に背中や腰にバネのゴツゴツとした感触を直接感じる場合があるのも、ボンネルコイルマットレスのデメリットです。これは、スプリングの上に重ねられたウレタンや綿などの詰め物が不足している場合に起こります。
コイルの感触を感じてしまうと、ボンネルコイルマットレス本来の安定感が損なわれるだけでなく、身体の一部に圧力が集中し、違和感や寝疲れを引き起こします。
背中に伝わるコイルのゴツゴツ感を防ぐためには、詰め物の厚みが合計4cm以上ある製品を選びましょう。とくに安価なボンネルコイルマットレスは、コスト削減により詰め物が薄い、あるいは密度が低い傾向にあるため事前の確認が大切です。
4.沈む込みが少なく寝心地が固い
ボンネルコイルマットレスは、身体へのフィット感に欠け、寝心地が硬すぎると感じやすい点がデメリットです。ボンネルコイルマットレスは連結されたコイルが一体となって身体を支える構造のため、高い反発力があり、身体が深く沈み込みにくくなるのです。
マットレスが硬すぎると理想的なS字カーブを維持できず、就寝中に背中や腰へ負担がかかり、痛みが生じる恐れがあります。とくに体重の軽い方や横向きで寝る方は、肩や腰が適切に沈み込まず、姿勢が崩れやすい傾向にあります。
寝心地の硬さが気になる際は、厚さ3〜5cm程度のマットレスパッドやマットレストッパーを重ねるのがおすすめです。
エアウィーヴでは独自技術を使った「エアファイバー®」を中材に用いたマットレストッパーも販売しています。ボンネルコイルマットレスの寝心地が気になる方は、ぜひエアウィーヴのマットレストッパー の購入も検討してみてください。
反発力とフィット感を両立する「エアウィーヴ ベッドマットレス S4.0」

「エアウィーヴ ベッドマットレス S4.0」は、に3分割構造で、表裏で硬さの異なるブロックを組み合わせてカスタマイズできるベッドマットレスです。
中材のエアファイバー®は、ポリエチレン樹脂を編むように作られた素材であり、復元力が高いため、スムーズな寝返りをサポートします。また、独自素材「X-Fiber」綿を使用した「コンフォートプラス」を採用。もちもちとしたやわらかな感触で従来のパッドを超えたフィット感を実現します。
これら2つの素材が用いられることで、高い反発性と優れたフィット感を両立できる点が特徴です。
以下に購入したお客さまからいただいたレビューを紹介します。
|
お店の機械で丁寧に身体の測定をして頂き、出されたマットレスの硬さの組み合わせがバッチリ自分に合ってビックリしました! 今まで寝たどのマットレスよりも硬めで、試し寝させて頂いた時になんかすごい心地よい感じがする!と思ったのですが、本当に家に到着し、寝てみたら朝の寝覚めが全然違いました。 寝返りもちゃんと打てているようで、いつもあった寝起きの背中の痛みが全くなく、あれ?朝が来たの?という感じでビックリしました。 眠りを整えるということがどれだけ大事な投資であるか、漸くわかりました。
引用元: |
ボンネルコイルマットレスに関するよくある質問

ボンネルコイルマットレスについて、以下のような質問がよく挙げられます。
● マットレスが硬い時はどうすればいい?
● どのようなお手入れをすればいい?
● 処分方法はどうすればいい?
● 通気性が高いからカビ対策はする必要ない?
● 腰痛の人に硬めのマットレスは適している?
ボンネルコイルマットレスを購入する前に、あらかじめ疑問点を解決しておきましょう。
マットレスが硬い時はどうすればいい?
マットレスが硬すぎて身体が痛む場合は、今ある寝具の上にマットレストッパーやマットレスパッドを重ねるのが効果的です。これらは現在使用中の寝具に重ねて寝心地を調整する、厚さ3~8cmほどの補助寝具を指します。
硬いマットレスの上に一枚敷くだけでも、マットレスの安定感は活かしつつ、腰や肩にかかる負担が分散できます。これにより、無理のない寝姿勢で朝までリラックスして眠れるようになるでしょう。
なお、エアウィーヴでは、マットレスの上に敷くだけで、クッション性を向上させるマットレストッパーも販売しています。気になる方は以下のリンクより詳細をご確認ください。
どのようなお手入れをすればいい?
マットレスの寿命を延ばすには、特定の部位に荷重が集中しないよう定期的なローテーションが重要です。3か月に一度を目安に、頭側と足側を入れ替えたり、表側と裏側を入れ替えたりすることで、中材のヘタりを軽減できます。
また、衛生状態を保つ際には、定期的に壁へ立てかけて風を通すのも大切です。マットレスが吸収した汗を放出させることで、カビやダニを防げます。
こまめな手入れが難しいという方は、マットレスの上にシーツや敷きパッドを重ねるのがおすすめです。シーツや敷きパッドを定期的に洗濯することで、マットレス本体に汚れや汗の浸透を抑えられます。
処分方法はどうすればいい?
ボンネルコイルマットレスは、自治体の「粗大ごみ(大型ごみ)」として出すのが一般的です。ルールは地域や自治体ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。
また、新しいマットレスの購入する際には、販売店が古いマットレスの引き取りサービスを行っている場合があるため、それを利用するのもよいでしょう。状態が良い品物であれば、リサイクルショップやフリマアプリでの売却もおすすめです。
一方で、ボンネルコイルマットレスは内部に大量のコイルを含んでいるため、重量があります。ほかのマットレスに比べて搬出の手間や処分費用がかかる恐れがあるため、事前に業者と相談しておくのも大切です。
通気性が高いからカビ対策はする必要ない?
通気性の高いボンネルコイルマットレスでもカビ対策は欠かせません。確かに内部の通気性は優れていますが、表面の生地や詰め物には汗や湿気が蓄積してしまいます。とくに床へ直置きして使用した場合、底面に湿気が凝縮し、カビが発生する恐れもあるでしょう。
そのため、ボンネルコイルマットレスの使用時には、すのこベッドや除湿シートを活用しましょう。また、数か月に1度マットレスを壁に立てかけて、湿気を除去するのもおすすめです。
腰痛の人に硬めのマットレスは適している?
ボンネルコイルマットレスが適しているかどうかは、個人の体格や寝姿勢によって異なります。
ボンネルコイルマットレスは硬めの寝心地であり、反発力の強さから細身の方は腰の痛みを感じるかもしれません。一方で、体重が80~100kgを超える大柄な方にとっては、骨盤の沈みを防いで腰への負担を軽減できる点が大きなメリットです。
細身の方や体重が軽い方は、ボンネルコイルマットレスは腰への負担を増加させる恐れがあるため、とくに腰痛持ちであれば、別の製品も視野に入れることをおすすめします。
ボンネルコイルは寝心地の感触も含めて選ぼう

ボンネルコイルマットレスは、連結されたコイルが一体となって身体を面で支えるマットレスです。
沈む込みを抑えた安定感のある寝心地であるため、布団に近い寝心地を好む方や寝返りのしやすさを重視する方に向いています。また、通気性に優れているため、湿気がこもりにくい点も特徴です。
一方で、体圧分散性には懸念があり、肩や腰に圧力が集中しやすい傾向があります。また、きしみ音や振動の伝わりやすさといった、コイルマットレス特有のデメリットもあるため、購入時にはノンコイルマットレスとも比較しておきましょう。
エアウィーヴでは、寝返りのしやすさとフィット感を両立した製品を多数販売しているため、気になる方は以下のリンクより公式ストアをご覧ください。